ポーランド ミサイル着弾 調査参加のウクライナ専門家が現地着

ポーランドにミサイルが着弾したことをめぐって、欧米とウクライナの見解に隔たりもみられる中、ウクライナの専門家が現地の調査に参加するためポーランドに到着しました。

ウクライナでは17日も各地でインフラ施設などを標的にした攻撃が相次ぎ、ゼレンスキー大統領は1000万人以上が停電の影響を受けているとしています。

ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、隣接するウクライナとの国境に近い、ポーランド南東部の村プシェボドフに15日、ミサイルが着弾し、男性2人が死亡しました。

ポーランドのドゥダ大統領は17日、ミサイルの着弾現場を視察し、「繰り返すが、専門家や私たちの見立てによると、これは事故だった」と述べ、ミサイルの着弾は意図的な攻撃ではなかったという見方を強調しました。

欧米側は、ロシアによるミサイル攻撃を迎撃するため、ウクライナ軍が発射したミサイルだった可能性を指摘する一方で、ロシアにこそ責任があると非難しています。

これに対してウクライナは、ロシア軍が発射したミサイルだと主張するなど、欧米側との見解に隔たりもみられます。

こうした中、ウクライナのクレバ外相は17日、SNSに、現地での調査に参加するウクライナの専門家がポーランドに到着したと投稿していて、今後の調査結果が注目されます。

一方、ウクライナでは17日も各地でインフラ施設などを標的にした攻撃があり、ゼレンスキー大統領は17日に公開した動画で、1000万人以上が停電の影響を受けているとしています。