寺田総務相 “事務的ミス遺憾 岸田内閣支える”重ねて辞任否定

寺田総務大臣は一連の政治資金をめぐる問題で、野党側から辞任を求められていることについて「事務的なミスは遺憾だ」とする一方、「職責を全うし、岸田内閣を支えていく」と述べ重ねて辞任を否定しました。

寺田総務大臣をめぐっては、地元後援会が政治資金収支報告書に、すでに亡くなった人を会計責任者として記載するなど、政治資金をめぐる問題が相次いで明らかになり、野党側は「政治資金を所管する総務大臣として不適格だ」として辞任を求めています。

これについて寺田大臣は、18日の記者会見で「後援会は関係政治団体であり、私が事務処理をチェックする立場にはないが、事務的なミスで迷惑をかけたことは誠に遺憾でおわびを申し上げている。引き続き説明責任を果たしていきたい」と述べました。

また「これまでの説明で国民の納得は得られたと考えるか」と問われたのに対し「私が接する国民はほとんどが地元の方々だが、激励をいただいている。『正直に説明していて感心した』という声しか私は聞いていない。引き続き職責を全うし、岸田内閣を支えていきたい」と述べ、重ねて辞任を否定しました。

松野官房長官「政治家としての責任で適切に説明を」

松野官房長官は午後の記者会見で「政治資金などに関して指摘されている事項については寺田総務大臣が説明を行ってきており、引き続き政治家としての責任で適切に説明することが重要だ」と述べました。

立民 泉代表「総務行政は成り立たず更迭を」

立憲民主党の泉代表は記者会見で「いよいよ辞任に向けた動きに入っていると信じたい。そうでなければ、まっとうな判断力がなく、善悪の区別が乏しい政権だ。さまざまな疑惑に満ちあふれている状態では、総務行政は成り立たないし、政治資金や公職選挙法のルールを扱う大臣として成り立たない」と述べました。

そのうえで「辞任不可避の空気になっているにもかかわらず、岸田総理大臣が『本人が説明すればよい』と繰り返すようであれば、相当認識が甘い。来週の予算委員会までに決断し決着をつけるべき問題だ」と述べ、重ねて更迭を求めました。

立民 安住国会対策委員長「岸田首相は更迭決断すべき」

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者会見で「大臣の座にとどまることは難しいのではないか。岸田総理大臣が決断できなければ、ますます内閣支持率に影響が出て、リーダーシップを問われることになる」と述べ、岸田総理大臣は更迭を決断すべきだという考えを強調しました。

そのうえで「来週からの国会で、経済対策や旧統一教会の被害者救済の議論に集中するためには、寺田大臣が自分の置かれている状況を理解し、みずから身を処すことをお勧めする。『岸田内閣を支えていく』とおっしゃっているが、大臣でいるかぎり、支えになっておらず、足を引っ張っている」と指摘しました。

維新 藤田幹事長「全く足りず 支持されないと思う」

日本維新の会の藤田幹事長は、記者団に対し「わかることは全部包み隠さず情報公開して、悪いところは改めるということをみずからの意思でやるべきだというのが、われわれのスタンスだ。その観点から言うと、全く足りておらず、最終的には有権者が判断するものだが、全く支持されないと思う」と述べました。

公明 石井幹事長「出処進退はみずから判断を」

公明党の石井幹事長は、記者会見で「次から次へといろいろ問題が出てくるが、しっかりと説明責任を果たすことが大事だ。政治家の出処進退は、みずから判断すべきものだ」と述べました。

共産 田村政策委員長「辞めないなら更迭すべき」

共産党の田村政策委員長は、記者会見で「全く反省がない。政治資金や公正な選挙を所管する大臣の違法な行為がすべて許されたら 国民が政治に対する信頼を持てなくなってしまう。総務大臣としての資格がなく、辞めないのであれば岸田総理大臣が更迭すべきだ」と述べました。

国民 榛葉幹事長「早く辞任を」

国民民主党の榛葉幹事長は、記者会見で「こんなに問題があるのはだめだ。明らかな法律違反や脱税の疑惑など、すべて総務大臣が所管する選挙に関わる問題であり、『岸田総理大臣は寺田大臣が同じ派閥だからかばっているのか』という声が与党の中からも出てくると思う。早くお辞めになることをおすすめする」と述べました。