タブレット端末に職員室での会話が録音 生徒ら不登校に 山口

山口県岩国市の公立中学校で、生徒が置き忘れたタブレット端末のアプリに職員室での教諭どうしの会話が録音され、会話の内容を知った生徒の1人がその後、登校していないことがわかりました。
岩国市教育委員会は「子どもたちなどに不安を与え、大変申し訳ない」と陳謝しました。

岩国市教育委員会によりますと、先月31日、市内の公立中学校で複数の生徒が学習用のタブレット端末を教室に置き忘れているのに教諭が気付き、職員室の机で一晩、保管したということです。

このうち1台で録音アプリが起動していたため、職員室での教諭どうしの会話が録音され、教諭はそのことに気付かないまま、生徒に返却しました。

録音された会話には、生徒の生活指導に関する情報や生徒に対する教諭の個人的な感情などが含まれていて、返却された生徒は録音されていることに気付き、複数の同級生に音声データを送信したということです。
その後、データの内容を知った生徒の1人が今月上旬から登校していないほか、会話が録音されていた教諭の1人も出勤していないということです。

学校側は、音声データを持っていたり、録音された会話で名前が出たりした生徒全員の自宅を訪ねて謝罪するとともに、データを削除したということです。
岩国市教育委員会の守山敏晴教育長は記者会見で「子どもたちや先生、地域の方に不安を与えたことを大変申し訳なく思う」と陳謝したうえで「どの学校でも起こりうる事案なので、タブレット端末の使い方の指導を徹底するとともに、教諭についても言動を気をつけるよう改善していく」と述べました。