国際

ミャンマーで拘束 久保田徹さん解放へ 今夜ミャンマー出発予定

軍が実権を握るミャンマーでことし7月、治安当局に拘束されたジャーナリストの久保田徹さんについて、軍は17日に恩赦で解放すると明らかにしました。久保田さんは17日夜、ミャンマーの空港を出発し、帰国の途につく予定です。
ジャーナリストの久保田徹さんはことし7月、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、軍に対する抗議デモが行われていた現場にいたところを治安当局に拘束されました。

久保田さんはその後、観光ビザで入国して抗議デモを撮影したとして、10月に入国管理法違反などの罪で有罪判決を受け、合わせて10年の刑期が言い渡されていました。

軍の報道官は、NHKの取材に対し、久保田さんを17日に恩赦で解放すると明らかにしました。

現地の日本大使館によりますと、17日午後、ヤンゴン市内にある刑務所から久保田さんが解放されることを確認し、健康状態に問題はないということです。

久保田さんは17日夜、ヤンゴンの空港を出発し、タイの首都バンコクを経由して、18日早朝にも日本に到着する予定です。

軍は今回、久保田さんなど外国人を含む、およそ5800人に恩赦を与え解放するとしています。

国際的なジャーナリストの団体によりますと、ミャンマーでは、軍によるクーデター以降、これまでにおよそ70人のジャーナリストが今も拘束されているということです。

イギリスの元駐ミャンマー大使らも解放へ

ミャンマー軍の報道官は17日、NHKの取材に対し、現在拘束されているアウン・サン・スー・チー氏の経済顧問を務めていたオーストラリア人のショーン・ターネル氏と、イギリスの元駐ミャンマー大使のビッキー・ボウマン氏、それに元民主活動家のティン・リン氏を恩赦で解放することを明らかにしました。

ショーン・ターネル氏は国家機密法違反の罪でことし9月、禁錮3年の有罪判決を言い渡され、ビッキー・ボウマン氏はことし8月、入国管理法違反の疑いで拘束され、取り調べを受けていました。

国営放送は、ミャンマー人ら5774人に恩赦が与えられ、17日に釈放されると伝えていますが、この中に複数の罪に問われ有罪判決を受けているアウン・サン・スー・チー氏についての言及はありませんでした。

友人の北角裕樹さん「まだ安心できない」

久保田徹さんの友人で、自身も去年ヤンゴンで治安当局におよそ1か月間拘束されたジャーナリストの北角裕樹さんはNHKの取材に対し「解放に向けて動き出したことはうれしいが、帰国するまではまだ安心できません」と話しています。

そのうえで「久保田さんが解放されたとしてもいまも1万人以上の人たちが拘束されているとされ、全員の解放が必要だ。民主的な体制にならないかぎり問題の解決とは言えず、これで終わりという気持ちには決してならない」と話していました。

松野官房長官「早ければあすにも日本に帰国」

松野官房長官は、午後の記者会見で「ミャンマー側によれば、久保田氏は、きょう夕方の便で出国し、早ければ、あすにも日本に帰国することになる。健康状態は特に問題はないと承知している」と述べました。

そのうえで「わが国は去年のクーデター以降、外国人を含む被拘束者の解放を求めてきており、ミャンマー側からは、今回の解放は日本政府の強い要請を踏まえたものとの説明があった。政府としては引き続き邦人の安全確保に万全を期すとともに、暴力の即時停止やアウン・サン・スー・チー氏を含む被拘束者の解放などを強く求めていく」と述べました。

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