参院選公示前に無届けで投票呼びかけ 上田清司議員秘書に罰金
ことし7月に行われた参議院選挙の埼玉選挙区で当選した上田清司議員の公設秘書が公示前に必要な届け出をせずに投票を呼びかける文書を配ったとして、公職選挙法違反の罪で裁判所から罰金30万円の略式命令を受けました。
略式命令を受けたのは、上田清司参議院議員の47歳の女性公設秘書です。
秘書は、参議院選挙の公示前のことし6月上旬、選挙管理委員会に必要な届け出を行っていない文書を配り、議員への投票を呼びかけたとして、ことし9月に公職選挙法違反の疑いで書類送検されていました。
秘書は16日、検察に略式起訴され、さいたま簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受けました。
上田議員の事務所によりますと、秘書はすでに罰金を納付したということで「本人は選挙違反という認識も意図もなかったため、罰金刑は残念ですが、厳粛に受け止めます」とするコメントを出しました。