官房長官 “新型コロナ 大規模な感染拡大の可能性も”

国内の新型コロナの感染者が15日に10万人を超え、増加傾向にあることについて、松野官房長官は今後、大規模な感染拡大につながる可能性もあるとして、都道府県と連携して対応していく考えを示しました。

15日の国内の新型コロナの新たな感染者は10万2829人で、10万人を上回るのはことし9月14日以来です。

これについて松野官房長官は午前の記者会見で「1週間合計の新規感染者数は先週の1.24倍と増加のペースは落ちてきているが、引き続き増加傾向にある」と述べました。

そのうえで「感染拡大が今後も継続し、大規模な全国的な感染拡大につながる可能性もあることから、年末に向けて社会経済活動の活発化による接触機会の増加などが感染状況に与える影響に注視しつつ、各都道府県とも緊密に連携しながら対応していく」と述べました。

そして「できるかぎり早い時期のワクチン接種や、感染状況に応じて国民に具体的なメッセージを発信して事前の準備や重症化リスク別の行動を促すなど、先手先手で対応していきたい」と述べました。