住宅地などでイノシシに指をかまれ男女3人けが 香川 宇多津町

16日朝、香川県宇多津町の住宅地などで、イノシシに指をかまれるなどして50代から60代の男女3人がけがをしました。

16日午前7時前、香川県宇多津町で、寺にいた女性から「イノシシが出た」と警察に通報がありました。

警察が確認したところ、寺の境内にいた59歳の男性がイノシシに指をかまれたほか、53歳の女性が逃げようとして転倒するなどしていずれも軽いけがをしました。

またそのおよそ10分後、1キロほど離れた町内の集合住宅の敷地内で、64歳の男性がイノシシに指をかまれる大けがをしました。

男性は病院に搬送されて手当てを受けていて、命に別状はないということです。

けがをさせたとみられるイノシシは体長がおよそ1メートルの大きさで、午前8時ごろ隣の坂出市内で巡回していた警察官に捕獲され、その後処分されました。

香川県は、イノシシに遭遇した場合は、大声を出さず静かに後ずさりしてその場を立ち去ることや、興奮して向かってくる場合は物陰に隠れることなどを呼びかけています。