神奈川県警 設備点検中にトラブル 交通管制などに影響
13日、神奈川県警察本部で、設備の点検中に一時、庁舎の電源が落ち、交通管制に関する一部のシステムが動かなくなりました。この影響で神奈川県内では渋滞が起きやすくなっている道路があるということです。
神奈川県警察本部によりますと、13日午後3時半すぎ、庁舎の電源を非常用電源に切り替えて正常に作動するか点検していたところ、一時、庁舎の電源が落ちるトラブルがあり、交通管制システムの一部に障害が起きました。
この影響で、横浜市の港南区と栄区を中心に県道21号線、環状4号線、環状3号線の一部の信号とJR港南台駅と洋光台駅の周辺にある信号、合わせて43か所で制御に支障が出ています。
信号はそれぞれ動いていますが、交通量に応じた制御ができないため渋滞が起きやすくなっているということです。
このうち、栄区にある「神奈中車庫前」交差点では、14日午前7時半ごろから渋滞しましたが、警察官が手動で信号の制御機を動かし、渋滞はすでに解消したということです。
また、14日夕方の帰宅の時間帯に合わせて、警察は支障が出ている交差点に警察官を派遣して、交通量に応じて信号の長さを手動で調整するとしています。
このほか、運転免許の情報を管理するシステムにも一時、支障が出ましたが14日朝、復旧して免許に関する手続きは通常どおり行われています。
神奈川県警察本部は引き続き、復旧作業を急ぐことにしています。