あす日韓首脳会談へ 正式な会談は約3年ぶり 関係改善へ進展は

岸田総理大臣が訪問先のカンボジアで13日、韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と首脳会談を行うことが決まりました。

日韓の首脳による正式な会談は、およそ3年ぶりで、関係改善に向けて、両国間の懸案で進展がみられるかが焦点です。

岸田総理大臣は、国際会議出席のため、12日から8日間の日程で東南アジアを訪れています。

最初の訪問先、カンボジアで、13日の日米韓3か国の首脳会談に合わせ、岸田総理大臣が韓国のユン・ソンニョル大統領と個別に首脳会談を行うことが決まりました。

日韓の首脳による正式な会談は、2019年12月以来、およそ3年ぶりです。

日韓関係は、韓国の前の政権のもとで、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などの懸案を背景に戦後最悪と言われるまでに悪化しましたが、ことし5月に発足したユン政権は、関係改善に意欲を示し、外交当局間などで意思疎通が続けられています。

今回、首脳レベルで両国間の懸案について意見が交わされる見通しで、関係改善に向けて、進展がみられるかが焦点です。

また、岸田総理大臣としては、核・ミサイル開発を活発化させる北朝鮮への対応で韓国との連携を確認し、拉致問題の解決に向けた協力なども呼びかけたい考えです。

韓国大統領府の高官によりますと岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル大統領による首脳会談は13日、およそ30分間行われる予定だということです。

この高官は「両首脳が両国間の緊密な意思疎通の必要性を感じている中で、北の挑発が頻繁になり、緊張が高まっている。韓米日の安全保障協力がいっそう必要だという認識が、日韓の首脳会談に向けた一種の推進力になったのではないか」と述べました。