尖閣諸島を念頭 外国の武装勢力上陸想定し特殊訓練 五島列島で

沖縄の尖閣諸島を念頭に、外国の武装勢力が離島に上陸する事態を想定した特殊訓練が、自衛隊や海上保安庁、それに沖縄県警察本部が参加して11日に長崎県の五島列島で実施されたことがわかりました。

長崎県の五島列島の「津多羅島」周辺では11日午前10時半ごろから海上保安庁の大型巡視船や自衛隊員が訓練を行っている様子が確認されました。

関係者によりますと「津多羅島」は海岸沿いに切り立った山があるなど尖閣諸島の魚釣島に地形が似ていて、陸上自衛隊と沖縄を拠点とする第11管区海上保安本部、それに沖縄県警察本部は尖閣諸島を念頭に、外国の武装勢力が離島に上陸する事態を想定した特殊訓練を実施しました。

現地では武装勢力のメンバーがボートで上陸したり、取り押さえられたりする様子が確認されました。

離島の防衛をめぐっては「武力攻撃」には至らないいわゆるグレーゾーン事態への対応が課題になっていて、今回の訓練では警察だけでは対応できない場合に自衛隊が「治安出動」するなど、関係機関の連携を確認するものと見られます。

防衛省関係者によりますと津多羅島では今月19日にかけて武装勢力に占領された離島を奪回する訓練も行われるということです。

これについて陸上自衛隊は「訓練の内容や参加機関については答えられない」としています。