東京都 新型コロナ 7人死亡 7899人感染確認 前週比4801人増

厚生労働省は11日、都内で新たに7899人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の金曜日より4801人増え、7日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。また、人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は10日より2人増えて20人でした。一方、感染が確認された7人が死亡しました。

墨田区 オミクロン株対応ワクチン 接種会場を6か所

東京 墨田区は新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの集団接種会場を6か所設けて接種を進めています。

このうち、区役所に設けた会場は、1日当たり240人の予約枠がありますが、11日から2週間余りは高齢者を中心にすべて埋まっているということです。

区では現役世代が接種を受けやすいように、夜間の集団接種会場も設けていますが、週末を中心に予約が埋まる日も出てきていて、枠を増やすなどの対応をしているということです。

5回目の接種を受けた70代の女性は「肺の手術をしていて命に関わるので、かかっても軽く済むように接種を受けました」と話していました。

60代の男性は「土日が埋まっていたのできょう接種に来ました。副反応の情報がなく不安はありますが、仕事に影響が出ると思い、打つことにしました」と話していました。

墨田区保健所の岩瀬均次長は「接種が面倒になっている方もいるかもしれないが、重症化予防の効果もあるので第8波対策で多くの人に接種を受けてほしい」と話していました。

東京都の接種状況は

東京都によりますと、オミクロン株に対応したワクチンを都内で、1日当たりに接種した人数は、今月1日がおよそ4万5800人でしたが、今月8日にはおよそ7万2000人まで増えています。

都内には現在4か所に、都の集団接種会場が設置されていますが、今週末の予約枠はほぼ埋まっているということです。

高齢者を中心に5回目の接種券の発送も、進んでいることから、都は今後も接種を希望する人は多くなるとみています。