“10増10減”公職選挙法改正案 参院で審議入り 来週にも成立へ

いわゆる1票の格差を是正するため、衆議院の小選挙区を「10増10減」するための公職選挙法の改正案が参議院で審議入りしました。改正案は来週中にも成立する見通しです。

公職選挙法の改正案は、いわゆる1票の格差を是正するため、衆議院の小選挙区を「10増10減」するなど、過去最多となる140選挙区の区割りを変更するもので、10日に衆議院を通過し、11日の参議院の特別委員会で趣旨説明が行われ、審議入りしました。

寺田総務大臣は「政府の審議会の勧告に基づいて、25の都道府県で140選挙区の区割り改定を行うものだ。審議のうえ、速やかにご賛同いただきたい」と述べ、早期成立に協力を求めました。

これに先立って開かれた理事会では、来週16日に委員会を開いて、各党による質疑のあと採決を行うことで与野党が合意しました。

改正案は来週中にも参議院本会議で採決が行われ、成立する見通しです。