送迎バス置き去り続く 安全管理徹底を自治体に通知 少子化相

子どもが送迎バスに取り残される事態が後を絶たないとして、小倉少子化担当大臣は、各自治体に改めて通知を出し、実地調査などを通じた安全管理の徹底などを求めていく考えを示しました。

ことし9月に静岡県で3歳の女の子が通園バスに取り残されて死亡した事件を受け、政府は、各自治体に通知を出し、関係施設での対策強化を呼びかけましたが、その後も、広島県や岩手県などで、児童が一時、送迎バスに取り残される事態が相次いでいます。

これを受けて、こども政策を担当する小倉少子化担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、各自治体に改めて通知を出し、実地調査を通じて安全管理を徹底することや、各施設での送迎バスでの点呼を順守することなどを求めていく考えを示しました。

小倉大臣は「短い期間でこういった事案が多数発生したことに大変憤りを感じる。引き続きスピード感を持って緊急対策を着実に推進する。各自治体などでも緊張感を持って安全対策に取り組んでほしい」と呼びかけました。