NYダウ 終値1200ドル超の値上がり 円相場は一時140円台前半に

10日のニューヨークの金融市場はアメリカの消費者物価指数が市場予想を下回ったことで利上げのペースが減速するとの見方が強まり、大きく動きました。ダウ平均株価は1200ドルを超える大幅な値上がりとなったほか、外国為替市場では一時、1ドル=140円台前半まで円高が進みました。

10日のニューヨーク株式市場ではこの日、発表されたアメリカの先月の消費者物価指数が8か月ぶりに8%を下回り、市場予想も下回ったことで、記録的なインフレが和らぎ、アメリカの利上げのペースが減速するとの見方が強まりました。

このため幅広い銘柄で買い注文が膨らみ、ダウ平均株価の終値は前日に比べて1201ドル43セント高い3万3715ドル37セントとなりました。

1000ドルを超える上げ幅は2020年4月以来、およそ2年7か月ぶりです。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も7.3%の大幅な上昇でした。

また、外国為替市場では日米の金利差の縮小が意識されてドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、ことし9月初旬以来となる1ドル=140円台前半まで値上がりしました。

消費者物価指数の発表前と比べて一時、5円以上円高が進みました。

市場関係者は「インフレが収束に向かっている兆しと受け止められ、ドル売り円買いや株価の上昇につながった」と話しています。