国際

ウクライナ軍反転攻勢のなか ロシア軍が引き締め狙う映像公開

ウクライナ軍は、ロシアに対して各地で反転攻勢を続けていて、ゼレンスキー大統領は、ロシアとの停戦交渉の再開にはあくまで領土の回復が条件だとする姿勢を強調しました。
こうした中、ロシアはショイグ国防相が、現地の軍の総司令官から戦況や兵士の待遇などについて報告を受ける映像を公開し、士気の低下が伝えられる中、軍の引き締めを図るねらいもあるとみられます。
ウクライナ軍は、東部ドネツク州や南部ヘルソン州で、占拠された領土の奪還を目指して反転攻勢を続けていて、ゼレンスキー大統領は7日、ドネツク州を中心に、ロシア軍への反撃を強めていることを明らかにしました。
また、ロシア側との停戦交渉の再開についてゼレンスキー大統領は「ウクライナの領土の回復や、戦争によって生じたすべての損害に対する賠償、戦争犯罪者の処罰などが条件になる」と述べ、現時点で交渉の再開に応じる用意はない姿勢を強調しました。
こうした中、ロシア国防省は8日、ショイグ国防相が軍事侵攻の作戦指揮を執る指揮所を視察し、スロビキン総司令官から戦況や動員された予備役の待遇などについて報告を受けたとする映像を公開しました。

ロシア軍では、動員で派遣された予備役500人以上がウクライナ軍の攻撃を受け、一個大隊がほぼ全滅した可能性も指摘されるなど、訓練や装備が不十分な中で前線に送られた予備役の戦死者が相次いでいて、士気の低下が伝えられる中、軍の引き締めを図るねらいもあるとみられます。

一方、戦況を分析しているイギリス国防省は8日「ロシアが、占領を続けるマリウポリの周辺に『竜の歯』と呼ばれる防御用の構造物の設置を始めた」と指摘しました。「竜の歯」は、戦車などの移動を妨害するため、コンクリートなどで造られた構造物で、「ロシアが前線の後方深くに、必死に防衛ラインを築こうとしていることを示唆している」と分析しています。

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