
新型コロナ「大阪モデル」 警戒示す「黄色」に引き上げ
新型コロナの感染者数や病床の使用率が増加傾向にあるとして、大阪府は感染状況などを伝える独自の基準「大阪モデル」を8日から、警戒を示す「黄色」に引き上げることを決めました。
大阪府内では、新型コロナの1日の新規感染者数が前の週の同じ曜日を上回る日が続くなど増加傾向にあり、病床の使用率は7日まで2日連続で20%を上回りました。
こうした状況を受けて大阪府は8日、対策本部会議を開き、感染状況などを伝える独自の基準「大阪モデル」を、今の警戒解除を示す「緑」から警戒を示す「黄色」に引き上げることを決めました。
大阪モデルが「黄色」になるのは先月10日以来で、大阪府は日没後に万博記念公園にある太陽の塔を黄色くライトアップするなどして、府民に感染対策の徹底を呼びかけることにしています。
会議では、子どもを含めて新型コロナワクチンを早期に接種することや、高齢者を中心にインフルエンザワクチンの接種も受けることを検討するよう、あわせて府民に呼びかける方針を確認しました。
会議の中で吉村知事は「これから冬に向けて感染拡大の波が来る可能性がある。発熱した場合などに備え、自宅に新型コロナの検査キットや解熱剤を備蓄してほしい」と述べました。