「世界津波の日」 東日本大震災で被災の岩手 大槌町で避難訓練

11月5日は「世界津波の日」です。東日本大震災で被災した岩手県大槌町では、住民およそ1000人が参加して避難訓練が行われました。

訓練は、震災を教訓に大槌町が毎年、町内全域に呼びかけて行っているもので、5日はおよそ1000人が参加しました。

朝の通学時間帯に震度6強の地震が発生し、大津波警報が出されたという想定で行われ、午前7時半ごろ、防災無線で警報が伝えられると、登校中の子どもたちが指定避難場所の高台に走って向かいました。

また、自主防災組織のリーダーは1人での避難が難しい高齢者の家をまわり、車で高台に避難していました。

訓練に参加した小学6年生の女子児童は「訓練のおかげで、どこに逃げたらいいか確認できたので、いざというときもすぐに逃げられるようにしたいです」と話していました。
大ヶ口団地自治会の越田 勝さんは「訓練を通じて災害時にどう行動するかを常に頭の片隅に置いてもらい、いざというとき自分の命を守れるようにしてほしい」と話していました。

神奈川 藤沢でも高台への避難訓練

神奈川県藤沢市の沿岸地域では、大津波警報が出たという想定で、高台への避難訓練が行われました。

訓練は、相模湾を震源とした地震が起き、大津波警報が出たという想定で行われました。
鵠沼海岸から200メートルほど離れた小学校の建物の中にある浜見保育園では、園児たちが机の下にもぐったあと、保育士と一緒に屋上に避難していました。

小学校は津波避難ビルに指定されていることから、屋上には訓練に参加した近隣住民も集まり、避難にかかる時間などを確認していました。

神奈川県の想定では、今回、訓練を実施した藤沢市の沿岸地域では、最大で高さ8.8メートルの津波が到達するおそれがあるとされています。

3歳の子どもと一緒に訓練に参加した母親は「初めての参加でしたが、場所が近いことも分かり、よい経験になりました。日頃から備えることが大切だと思います」と話していました。

藤沢市防災安全部の斎藤隆久部長は「大地震や津波はいつ起こるかわかりません。日頃から避難場所を知り、迅速に高い建物などに避難してもらえるよう、訓練を継続していきたいです」と話していました。