福岡 高校生自殺は部活顧問の不適切指導が原因 遺族に謝罪

おととし自殺した福岡市の高校1年の女子生徒の母親と弁護士が会見を開き、高校側が剣道部の顧問2人の不適切な指導に原因があったことを認めて謝罪し、再発防止策を約束したことを明らかにしました。

会見で母親は「学校側が真剣に取り組んでくれるか娘と一緒に見ていきたい」と語りました。

母親と弁護士によりますと、おととし8月、福岡市の博多高校の1年生だった侑夏さん(当時15歳)が「部活動が死にたい原因」という内容のメッセージをSNSに書き込んだあと自殺しました。

所属していた剣道部の顧問から暴言や暴力などを受けていたということです。

母親と弁護士は4日、会見を開き、先月、学校側が、侑夏さんの自殺は剣道部の顧問2人の不適切な指導に原因があったことを認めて謝罪し、再発防止策をとることで双方が合意したと明らかにしました。

再発防止策として学校側は、全校生徒に年に複数回アンケートを行い、顧問や担任を通さずにカウンセラーに相談できるようにすることや、毎年、侑夏さんが亡くなった日の前後に、不適切な指導で自殺に至った事例があることを共有することなどを挙げたということです。

亡くなった侑夏さんは小学1年生のころから剣道を始め、責任感が強く、練習で手を抜かない姿勢を高校生になっても貫き、優しく温かい性格で友だちも多かったということです。

会見した母親は「学校側はこれから厳しい目にさらされると思いますが、真剣に取り組んでくれるか娘と一緒に見ていきたい」と話していました。

福岡市の博多高校「約束した再発防止策に従って対応する」

侑夏さんが通っていた福岡市の博多高校は「ご本人とご遺族に非常に申し訳なく思っています。約束した再発防止策に従って対応していきたい」とコメントしています。