社会に役立つ製品に「高速度ビデオカメラ」など表彰

科学技術の研究成果をもとに社会に役立つ製品を生み出したとして、1秒間に1000万コマ撮影できる高速度ビデオカメラを開発した東北大学の研究者と企業などが表彰されました。

この賞は、科学技術の研究成果をもとに社会に役立つ製品を生み出した研究者と企業を選び、日本の工業化学者「井上春成」賞として毎年表彰しています。

表彰されたのは2製品で、このうち1秒間に1000万コマ撮影できる高速度ビデオカメラを生み出したとして、東北大学の須川成利教授と精密機械メーカーが表彰されました。

画質や感度を落とさずにコマ数を増やすことができる高性能な半導体センサを開発したことで製品化につながり、生命現象などの一瞬の現象を詳細に調べることに役立ったことが受賞理由です。

受賞した須川教授は「日本には基礎から応用までさまざまな研究者がいて、製品を作る企業もある。同じ目標に向かってアイデアを出し合うことが大切だ」と話していました。

このほか、スマートフォンなどのディスプレーに使われている有機ELで課題だった消費電力の削減に成功したとして、材料を開発した相模中央化学研究所の相原秀典所長と化学メーカーが選ばれました。