“コロナとインフル同時流行懸念 ワクチン接種促進”官房長官

新型コロナ対策をめぐり、松野官房長官は、北海道や東北などを中心に新規感染者数が増加に転じ、インフルエンザとの同時流行も懸念されるとして、ワクチン接種の促進を図るため、情報発信などを強化していく考えを示しました。

新型コロナの全国の感染状況について、松野官房長官は、午前の記者会見で、先週、横ばいだった新規感染者数が増加に転じ、特に北海道や東北などでは増加傾向が顕著だと説明するとともに、今後、インフルエンザとの同時流行も懸念されると指摘しました。

そのうえで、ことし9月から始まったオミクロン株に対応したワクチンを接種した人の割合が、1日時点で、およそ5%となっていることに触れたうえで、「オミクロン株に対応したワクチンは、従来型を上回る重症化予防の効果などが期待されている。高齢者だけでなく若い世代にも年内の接種を検討してほしい」と呼びかけました。

そして、松野官房長官は、接種のさらなる促進を図るため、テレビCMやSNSなどを活用した情報発信や、経済界や大学など、関係機関への協力の呼びかけを強化していく考えを示しました。