
政府・日銀 10月の市場介入 過去最大を更新 6兆3499億円に
加速する円安に対して政府・日銀が10月に実施したドル売り円買いの市場介入の総額は、過去最大の6兆3499億円にのぼったことがわかりました。
これは、9月29日から10月27日までの期間に市場介入に使われた資金の総額です。
1か月間に行ったドル売り円買いの市場介入としては、これまでで最大だった9月の2兆8382億円を上回って過去最大を更新しました。
政府・日銀は、10月21日のニューヨーク外国為替市場の取り引き時間帯に急激な円安ドル高に歯止めをかけるため、介入の事実をあえて明らかにしない、いわゆる「覆面介入」を実施し、円相場は一気に7円以上値上がりしました。
さらに、この翌週の24日にも円相場が急激に値上がりする場面があり、市場では、政府・日銀がドル売り円買いの市場介入を繰り返しているという見方が広がっていました。