維新 離党勧告を受けた吉田豊史衆議院議員 離党せず 除名へ

日本維新の会から離党勧告を受けた吉田豊史衆議院議員は、みずからは離党せず、党の除名処分を受ける考えを示しました。

日本維新の会は、党所属で衆議院比例代表北陸信越ブロック選出の吉田豊史議員が、ことし7月の参議院選挙に比例代表で立候補した候補者に対し、支援にあたって1000万円を要求したなどとして、吉田氏の異議申し立てを退け、離党勧告の処分を決定しました。

日本維新の会によりますと、31日までに離党届を提出しない場合は、除名処分が確定するということです。

吉田氏は31日、富山市内の事務所で記者団の取材に応じ「離党勧告の中身について納得がいかない。私は潔白で、党の認定が間違っている」と述べ、みずからは離党せず、党の除名処分を受ける考えを示しました。

一方、今後の議員活動については「自身が潔白だということが前提なので、私が議席をお返しするという理由は何もないという認識だ」と述べ、議員辞職は否定しました。

維新 馬場代表「議員辞職すべきも覚悟なし」

日本維新の会の馬場代表は、仙台市での記者会見で「金銭を絡めることは非常識で、党に対する信頼が地に落ちてしまう。離党して議員辞職し、けじめをつけることが大事だと思うが、覚悟がなかったのだろう」と述べました。