作詞したのは地元、習志野市で和菓子店を営む堀智弘さん(57)で、隕石の落下を町おこしにつなげようと企画しました。
堀さんは、これまでも自慢の和菓子作りの技術を生かし「いん石まんじゅう」を考案。
あんを包むかわに焦げ目を施し、火の玉となって落ちてきた習志野の隕石を表現、人気を集めました。
そこで、第2弾として企画したのがご当地ソング作り、本職の“菓子”ならぬ音楽の“歌詞”作りに挑戦したのです。
作詞は初めての堀さん、仕事の合間を縫いながら、何度も書き直し、1か月かけてようやく完成。
1番から3番まで書き上げた歌は「ならしのはいい所 ならしのはみんなの街」という印象的なフレーズで締めくくられています。
作曲は地元にある高校の同級生でミュージシャンの田所ヨシユキ(57)さんに依頼し、軽快なリズムの親しみやすい一曲に仕上がりました。
千葉 習志野 新たなご当地 “隕石ソング”で地域おこし
2年前の夏、関東地方で火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星が相次いで目撃され、その後、町なかで小さな隕石(いんせき)が見つかるなど大きな話題を呼びました。その隕石が落下した千葉県習志野市で新たなご当地ソングが生まれ、今、人気を集めています。
「キラッと煌めく 流れ星」。
「隕石見つかり 一大事」。
直径6センチほどの小さな隕石が落下し、町じゅうが驚きに包まれた当時の様子を描いたこの歌「ならしのいんせきのうた」です。


そして、10月下旬、地元の駅前で開かれた地域のイベントで披露されました。
演奏するのは田所さん率いるバンドのメンバー。
堀さんは舞台袖で見守ります。
ボーカルの田所さんが軽快なリズムにのって隕石が落下したあの日のできことを歌い上げると、会場は大きな手拍子で応えます。
そして、堀さんが地元への思いを込めた最後のフレーズ「ならしのはいい所 ならしのはみんなの街」にさしかかると、会場からも歌声があがり、熱気に包まれていました。
演奏するのは田所さん率いるバンドのメンバー。
堀さんは舞台袖で見守ります。
ボーカルの田所さんが軽快なリズムにのって隕石が落下したあの日のできことを歌い上げると、会場は大きな手拍子で応えます。
そして、堀さんが地元への思いを込めた最後のフレーズ「ならしのはいい所 ならしのはみんなの街」にさしかかると、会場からも歌声があがり、熱気に包まれていました。

会場を訪れた50代の男性は「覚えやすいメロディーで、ご当地ソングとして定着してもらいたい」と話していました。
堀さんは「気に入ってもらえるか心配しましたが、皆さんに喜んでもらいほっとしています。コロナ禍は続きますが、この曲で地域が盛り上がってくれるとうれしいです」と話していました。
田所さんは「高校時代を過ごした習志野はやっぱり愛着があります。恩返しではありませんが、この歌で、少しは貢献できたかなと思っています」と話していました。
ある夜、空から火の玉となって落ちてきた隕石。
その熱は今も続いています。
堀さんは「気に入ってもらえるか心配しましたが、皆さんに喜んでもらいほっとしています。コロナ禍は続きますが、この曲で地域が盛り上がってくれるとうれしいです」と話していました。
田所さんは「高校時代を過ごした習志野はやっぱり愛着があります。恩返しではありませんが、この歌で、少しは貢献できたかなと思っています」と話していました。
ある夜、空から火の玉となって落ちてきた隕石。
その熱は今も続いています。