働く人の6割近く“物価上昇に賃金追いつかず” 連合総研が調査

物価の高騰が続く中、労働団体「連合」の研究機関が行った調査で、企業で働く人の6割近くが物価の上昇に賃金の伸びが追いついていないと回答しました。

調査は「連合総研」が首都圏や関西圏の企業で働く20歳から64歳までの男女2000人を対象に、年に2回行っていて、31日は10月の結果が公表されました。

それによりますと、物価と賃金の状況を1年前と比較して聞いたところ、
▽「物価の上昇の方が賃金の伸びより大きい」と回答した人が57.4%と、6割近くを占めました。

▽「ほぼ同程度」は15.6%
▽「賃金の伸びの方が物価の上昇より大きい」は7.7%でした。

年代別に見ると、「物価の上昇が賃金より大きい」と答えた割合は、
▽50代が69.8%
▽60代前半が71.9%と、
他の年代よりも高くなっています。

また、暮らし向きについて聞いたところ、1年前と比べて、
▽「良くなった」が7.1%
▽「変わらない」が54.8%だった一方、
▽「悪くなった」は34.8%と、
3人に1人が悪化したと感じています。

さらに、1年後については「今より悪くなる」と回答した割合が35.5%になっています。

連合総研は「コロナ禍からの経済活動の回復が進む一方で、急激な物価高騰が続き、生活の不安感が高まっている可能性がある。経済をうまく回すためにも賃金が上がることがとても大事で、企業は賃上げに取り組んでほしいし、国にも環境整備が求められる」と話しています。