
米韓空軍の大規模共同訓練 きょうから行われる 北朝鮮は非難
北朝鮮が弾道ミサイルなどを異例の高い頻度で発射するなか、アメリカ軍と韓国軍は最新鋭のステルス戦闘機などおよそ240機を投入し、31日から空軍による大規模な共同訓練を行います。北朝鮮は「訓練の目的はわが国を侵略することにほかならない」などと非難していて、さらなる反発が予想されます。
アメリカ軍と韓国軍の空軍による共同訓練は、31日から来月4日までの5日間、行われる予定です。
訓練には、いずれも最新鋭のステルス戦闘機の韓国空軍のF35Aや、アメリカ軍岩国基地所属のF35Bなど、およそ240機が投入されるということです。
これは、北朝鮮が核実験やICBM=大陸間弾道ミサイル級のミサイル発射などを繰り返した2017年以来、5年ぶりの大規模なもので、韓国軍は「北の挑発を抑止し、作戦遂行能力を向上させる」としています。
米韓両軍は今月に入って、日本海に再び展開したアメリカの原子力空母とともに共同訓練を実施したほか、28日までは韓国軍の野外機動訓練が一部アメリカ軍も参加して行われ、弾道ミサイルなどを異例の高い頻度で発射している北朝鮮への軍事的圧力を強めています。
これに対し北朝鮮は29日、国営のウェブサイトで「訓練の目的はわが国を侵略することにほかならない」などと非難していて、さらなる反発が予想されます。