渋谷でハロウィーン前に警戒強化 韓国事故受け対策徹底 警視庁

韓国ソウルの繁華街で大勢の人が折り重なるようにして倒れて死亡した事故を受け、警視庁は、31日のハロウィーンを前に、この週末も警戒を強化している東京 渋谷で、写真撮影などのために道路で立ち止まらないよう呼びかけるなど、転倒防止の対策を徹底しています。

東京 渋谷駅周辺は、31日のハロウィーンを前に、この週末から仮装した人や見物客などで混雑が始まっていて、警視庁が警戒を強化しています。

こうした中、29日夜、韓国ソウルの繁華街で大勢の人が折り重なるようにして倒れ死亡する事故が起きたことを受け、警視庁は転倒防止の対策を徹底しています。

渋谷駅周辺では夜になると、大勢の人たちが密集した状態で一定の方向にゆっくり歩いて進んでいく流れができていて、この中で一部が立ち止まると後ろから進んでいる人たちがつかえて転倒する危険が生まれます。
29日夜も、スクランブル交差点やセンター街などでは写真撮影などのために道路で立ち止まる人たちがいて、警察官が「歩道をゆっくり進んでください」などと呼びかけていました。

大通りだけでなく、細い路地などにも、人混みを避けようとした人たちが流れてきて一部で密集状態となるため、警視庁は、機動隊や「DJポリス」など多くの警察官を配置して進行を促すことにしています。

警視庁は、ハロウィーン当日の31日は、さらに混雑することが予想されるとして、警戒を強めることにしています。

渋谷に来た人「人混みが多いところ行かないように」

JR渋谷駅のスクランブル交差点近くでは、取材した30日午後4時ごろでもハロウィーンを前に仮装して訪れた若い人たちの姿が見られ、混雑し始めていました。

神奈川県から友人と仮装して訪れた10代前半の女性は「事故のニュースは渋谷に来る途中で知って、心配になりましたが、街の様子を見たいと思って来てしまいました。人出が増えてきてちょっと怖くなってきたので、そろそろ帰ろうと思います」と話していました。

また、埼玉県から仮装して訪れた夫婦は「韓国の事故で多くの方が亡くなったと聞いて怖くなった。きょう、渋谷に来ることをややためらったが、ハロウィーンで仮装して渋谷の街を歩くのがずっと楽しみで、2、3年、コロナで自粛してきたので少しくらいはいいかなと思って遊びに来た。人混みが多いところには行かないようにしようと思います」と話していました。

東京 町田から2人の娘と訪れた40代の女性は「ニュースで人混みが怖くなったが、娘がハロウィーンで仮装している人を見たいというので来た。人が増えてきたのでもう帰ろうと思い、これから電車に乗るところです」と話していました。

大阪 ミナミの繁華街でも警察が警戒

31日のハロウィーンを前に、大阪 ミナミの道頓堀川にかかる戎橋の周辺には30日夜も、お面をかぶったり、アニメのキャラクターの仮装をしたりした人たちが集まりそれぞれ写真を撮るなどして楽しんでいました。

警察は、31日のハロウィーンを前に、29日から特別に態勢を組んでいて、事故につながらないよう警戒や交通整理にあたっています。

チャイナドレスを着て友人と一緒に訪れた女性は「韓国では事故があったので人混みは避け、写真や動画を撮って早めに帰ろうと思います」と話していました。