東京 渋谷 ハロウィーン前にあすから警戒強化 警視庁

今月31日のハロウィーンを前に、警視庁は、例年多くの人が訪れる東京 渋谷で、29日から警戒を強化します。入国制限の緩和などにより、混雑が予想されるとして、繁華街を中心に機動隊を配置し、トラブルに備えることにしています。

東京 渋谷は例年、10月31日のハロウィーンで、仮装した若者や外国人など大勢の人が集まり混雑していましたが、おととし以降は新型コロナウイルスの影響で人出が大幅に減少しました。

ことしは、入国制限の緩和などにより、人出の増加も見込まれていて、28日夕方、渋谷駅の周辺では、すでに仮装をした人たちの姿も見られました。

ハロウィーンの様子をSNSに投稿するため動画の撮影に訪れたという20代の女性は、「当日に近づくと混雑すると思ったので、早いうちに渋谷に来ました。トラブルに巻き込まれるのは嫌なので、安全にハロウィーンを楽しみたいです」と話していました。

警視庁は、29日の夜から渋谷駅周辺での警戒を強化し、多くの人が行き交うスクランブル交差点やセンター街の周辺に機動隊を配置して、目に見える形で警戒を強化したうえで、トラブルに備えることにしています。

また、当日にかけて混雑が激しくなった場合には、「DJポリス」と呼ばれる広報班が出動し、歩行者の誘導などを行うとともに、周辺の車道を規制して歩行者に開放するなどの対応も検討しているということです。