
2030年冬季五輪招致 カナダ バンクーバーがある州が支援辞退
2030年のオリンピック・パラリンピック招致を進めるカナダのバンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州は、27日、財政面の負担を理由に大会開催に向けた支援を辞退すると発表しました。
ブリティッシュ・コロンビア州政府のスポーツや文化を担当する大臣は、公式ホームページの中で、辞退の理由について「何十億ドルもの直接的な費用がかかることに加えて、保証や賠償責任のリスクもあり、州の人々が直面している問題に対処する政府の能力を危険にさらす可能性がある」と説明しています。
この決定を受けて、カナダのオリンピック委員会とパラリンピック委員会は、現地時間の28日に会見を開くことにしています。
2030年の冬の大会の招致をめぐっては、札幌市とアメリカのソルトレークシティーも招致活動を進めていて、開催地は来年秋のIOC総会で最終決定されます。