岐阜市はことし4月から、障害や難病などで週20時間未満の勤務を希望する人と、人手不足の企業とをマッチングして雇用につなげる「超短時間雇用」の取り組みを進めています。
26日は通院が必要なため、一日2時間程度の勤務を希望している40代の女性が、岐阜市の飲食店で仕事の一部を体験しました。
女性は従業員からアドバイスを受けながら、食材にパン粉をまぶしたり、たまねぎの皮をむいたりする仕込み作業に携わりました。
女性は「時間が短いほうがゆとりもあり、家のこともできて病院にも通いやすいので、できればここで働きたいです」と話していました。
一方、求人を出した「ミツバチ食堂」の野村明日美店長は「人が集まりにくい中、限られた作業を短時間で任せられるという点で、店にとってもメリットがある。一生懸命に仕事をする彼女の姿を見て、ぜひ長い間うちで働いてもらいたい」と話していました。
岐阜市によりますと、これまでに、この取り組みを通じて4人の採用が決まったということで、今後も新たな雇用につなげたいとしています。

障害者や難病の人を「超短時間雇用」岐阜で職場体験
岐阜市では障害や難病などで短い時間しか働けない人と、企業とをマッチングする「超短時間雇用」の取り組みを進めていて、26日は、通院のため短時間の勤務を希望している女性が、市内の飲食店で仕事の一部を体験しました。
