那覇市長選 新人の元那覇市副市長 知念覚氏が初当選 自公推薦
新人2人の争いとなった那覇市長選挙は、自民党と公明党が推薦した元那覇市副市長の知念覚氏(59)が初めての当選を果たしました。
新人2人の争いとなった那覇市長選挙は、自民党と公明党が推薦した元那覇市副市長の知念覚氏(59)が初めての当選を果たしました。
那覇市長選挙の開票結果です。
▼知念覚、無所属・新。当選。6万4165票。
▼翁長雄治、無所属・新。5万4125票。
自民党と公明党が推薦した知念氏が、玉城知事を支えるオール沖縄が支援し、立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、地域政党の沖縄社会大衆党が推薦した元県議会議員の翁長氏を抑え、初めての当選を果たしました。
知念氏は、那覇市出身の59歳。現職の城間市長のもと8年近くにわたり副市長を務めました。知念氏は選挙戦で那覇市役所に38年勤務した経験をアピールしたほか、コロナ禍で疲弊した地域経済の立て直しに取り組むことなどを訴えました。そして自民党や公明党の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層の支持も得ました。
沖縄ではことしに入って那覇市を含め、名護市や宜野湾市など7つの市で市長選挙が行われましたが、いずれも自民党と公明党が推薦した候補がオール沖縄の支援を受けた候補を破っています。
投票率は47.05%で、前回・4年前の選挙を1.14ポイント、下回りました。
知念氏「市民目線 貫き通していきたい」
那覇市長選挙で当選を果たした知念覚氏は「私は副市長として『市民のために市民とともに』という標語のもと8年間やってきた。城間市長から託されたと思っているので、市民目線はずっと貫き通していきたい」と述べました。
また玉城県政について尋ねられると「是々非々で臨んでいきたい。対立は考えていないので、那覇市の視点で県と交渉していきたい」と述べました。
また玉城県政について尋ねられると「是々非々で臨んでいきたい。対立は考えていないので、那覇市の視点で県と交渉していきたい」と述べました。