イラン大使館前 ウクライナ人など抗議集会 無人機供与指摘受け

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対して、イランが無人機を供与していると指摘されていることを受けて、都内のイラン大使館の前で、日本に住むウクライナ人などが抗議の集会を開きました。

ロシア軍によるウクライナへの攻撃をめぐって、イラン政府は関与を否定していますが、EUやアメリカなどはイランが供与した無人機が使われていると指摘しています。

23日、東京 港区のイラン大使館の前で開かれた集会には、日本で生活を続けているウクライナ人や日本への避難者などおよそ30人が参加しました。

参加者たちは、非難のメッセージが書かれたプラカードやチラシを掲げて抗議の意思を示しました。

そして「ロシアに武器を送るな」「イランはテロを支援するな」などとおよそ1時間にわたって訴えていました。

集会の主催者の1人、イゴリ・イグナティエフさんは「イランが無人機や武器を送ることで、ウクライナ人を苦しめるロシアを手助けしていることを自覚し、そうした行動をすぐにやめてもらいたい。私たちは戦争が終わるまで訴え続けることをやめないし、世界の人たちもそのことを忘れないでほしい」と話していました。