アメリカとロシア国防トップが電話会談“ウクライナ情勢議論”

ウクライナへの軍事侵攻をめぐって緊張が続く中、アメリカのオースティン国防長官はロシアのショイグ国防相と、ことし5月以来とみられる電話会談を行い、意思疎通を維持することの重要性を強調しました。

アメリカ国防総省の発表によりますと、オースティン国防長官は21日、ロシアのショイグ国防相と電話で会談したということです。

両氏が会談するのはことし5月以来とみられます。

会談でオースティン長官は、ロシアによる軍事侵攻で緊張が続く中、意思疎通を維持することの重要性を強調したということです。

一方、ロシア国防省は声明で「ウクライナ情勢を含む喫緊の国際的な安全保障の問題について議論した」としています。

欧米側はロシア軍がウクライナの首都キーウなどでミサイルや無人機による攻撃を繰り返しているほか、プーチン大統領が核戦力の使用も辞さない構えを示していることから、警戒を強めています。

アメリカ国防総省によりますと、オースティン長官は21日、ウクライナのレズニコフ国防相とも電話で会談し、継続的な支援を改めて確認したとしています。