“若い世代もオミクロン株対応のワクチン接種を” 加藤厚労相

新型コロナ対策について加藤厚生労働大臣は、感染者数が増加に転じ、インフルエンザとの同時流行が懸念されていることを受けて、高齢者だけでなく若い世代に対しても、年内にオミクロン株に対応したワクチンを接種するよう呼びかける考えを示しました。

加藤厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で「きのうの厚生労働省の専門家会議で、新型コロナの感染者数が増加に転じていることや、今月から来年3月まで新型コロナとインフルエンザの流行が発生する可能性が極めて高いと指摘された」と述べました。

そのうえで「オミクロン株に対応したワクチンは、発症の予防などに効果が期待されているので、重症化リスクが高い高齢者だけでなく、若い人も年内の接種を検討してもらいたい。厚生労働省としても、自治体と連携して接種体制を整備するとともに、周知広報に取り組んでいく」と述べました。

オミクロン株に対応したワクチン接種をめぐっては、厚生労働省が、前回の接種からの間隔について、これまでの少なくとも5か月から、少なくとも3か月に短縮した運用を21日から始めています。