東海道新幹線 この先1か月指定席予約 コロナ拡大前の約90%に

東海道新幹線のこの先1か月の指定席の予約数は、旅行需要の増加などを背景に、新型コロナの感染拡大前の90%程度まで回復したことが明らかになりました。

JR東海によりますと、10月1日から19日までの東海道新幹線の指定席と自由席を合わせた利用者数は、新型コロナの感染拡大前の2018年の同じ時期と比べて75%となりました。

一方、10月20日から11月19日までの1か月間の指定席の予約数は、2018年の同じ時期と比べて90%程度まで回復しているということです。

10月11日には政府の新たな観光需要の喚起策「全国旅行支援」が始まるなど、旅行により新幹線を利用する動きが広がったためとみられます。

都内で記者会見したJR東海の金子慎社長は「利用や予約の状況を見ると、先々、旅行をする機運が高まってきたと思う。グループ会社のホテルでは外国人の利用が全体の2割近くに増えていて、現状も先々の見込みも明るい」と述べ、今後の利用者の増加に期待感を示しました。