サーロインステーキが出せない 円安影響どうなる?

円安が急速に進んでいることを受けて、私たちの身近なものにも影響が広がっています。仕入れ値が高騰し、大阪のステーキ店では一番人気のサーロインステーキを出せない状況が続いています。

サーロインステーキが出せない

20日の円相場は一時、1ドル=150円台まで値下がりしました。
1990年8月以来、およそ32年ぶりの円安水準です。

急速に進む円安によって飲食店にも大きな影響が出ています。

大阪・北区の天神橋筋商店街のステーキ店は、アメリカやオーストラリアなどからの輸入牛肉を使っています。
この店では安くてボリュームのあるステーキを売りにしていますが、店によりますと飼料の高騰や円安などの影響でコロナ前と比較するとおおむね1キロあたり500円程度、牛肉の仕入れ値が上がっているということです。

中でもサーロインは1キロあたりの仕入れ値が倍以上になっているということで、店で一番人気のサーロインステーキが提供できない状況が続いています。
経営に大きな影響が出ていますが、1年半前に1度値上げしているうえ、コロナの影響で客足も減っていることなどからいまは値上げはしにくいといいます。

そのため、アルバイトに入れる人数を調整したりして乗り切っているということです。
タケル天満店 中西和慶店長
「仕入れの値段がすごい高くなっているので正直大変です。ようやくコロナが落ち着いたと思ったところで次に円安も来て、すごく大変です。早く安定してほしい」

ボージョレ・ヌーボーは1.4倍に

ステーキとよくあうワインも円安の影響が…

11月17日の解禁を前に10月20日、関西空港に到着したフランス産のワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」

フランスからの旅客機でおよそ220ケース、3000本余りが到着し、税関の職員による検査を経て、輸入元の会社に引き渡されました。
ウクライナ情勢を受けて航空機がロシア上空をう回して、飛行していることなどで輸送費が上昇しているほか、円安の影響もあって販売価格は例年に比べて1.4倍ほど高くなる見込みだということです。

味についてはことし、ブルゴーニュ地方ではぶどうにとって理想的な、暖かく乾いた天気が続いたため、ぶどうの糖度が高まり、香りと味わい、ともに華やかなものに仕上がったということです。

輸入元のサントリー株式会社ワインカンパニー片江正晃課長「お値段は例年より高いお値付けとなっています。リアルで集まってお酒を飲む機会も回復しつつあると思うので解禁されたら家庭や飲食店などで味わってほしい」。

どうなる円安 街の人は…

およそ32年ぶりの円安。大阪の街で聞きました。

男性
「以前は海外とか行ってたんですけど、行こうと思わん」。

アメリカからの旅行者
「円安なのでレストランで食べるときに安く感じます」。

買い物中の男女
「円安でええ思いはしていない。給料上がらないのに買う物だけ高くなってって感じですかね」

女性
「買い物にいったときに2割くらい余分に払っている気がします」
80代女性
「今の円安すごいイライラする。政府が介入するとかしないとかって言っていても、全然変わってない。ますます下がっているからこれはどういうことって」

円安の影響は、さまざまなところに影響を及ぼしています。