インドネシア 子どもの急性腎障害 急増 99人死亡 服用薬原因か

インドネシア政府は腎臓の機能が急激に低下する「急性腎障害」が子どもの間で急増し、ことしに入り99人の子どもが死亡したことを明らかにしました。政府は患者が服用していたシロップ薬が原因の可能性があるとして、処方や販売の一時停止を命じました。

インドネシア保健省は19日、腎臓の機能が短期間で急激に低下する「急性腎障害」の報告が、ことし1月から10月18日までに206件に上ったことを明らかにしました。

インドネシアでは、これまで急性腎障害の報告は月に1、2件程度でしたが、ことし8月下旬以降、急増しているということです。

このうち99人の子どもが死亡し、患者の多くは5歳未満でした。

保健省などが調査したところ、患者たちが服用していたシロップ薬から急性腎障害を引き起こす可能性のある物質が検出されたため、政府は、すべての種類のシロップ薬の処方や販売を一時的に停止するよう命じました。

急性腎障害をめぐっては、アフリカのガンビアでも、これまでに70人の子どもの死亡が確認され、WHO=世界保健機関は今月5日、インドの製薬会社が製造した4つのせき止めや、かぜのシロップ薬が関連している可能性があると警告し、詳しく調べています。

インドネシア政府は、問題となっている薬は流通していないとしていて、来週にも詳しい調査結果を発表したいとしています。