円相場 1ドル=149円90銭台 150円に迫る円安水準に

20日の東京外国為替市場は、アメリカで大幅な利上げが続くという観測が強まり、円相場は、1ドル=149円90銭台と150円に迫る水準まで値下がりし、およそ32年ぶりの円安水準を更新しています。

東京外国為替市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が大幅な利上げを続けるという観測から、円を売ってドルを買う動きが強まっています。

円相場は、1ドル=149円90銭台と150円に迫る水準まで値下がりし、1990年以来およそ32年ぶりの円安水準を更新しています。

政府・日銀は、先月22日にドル売り円買いの市場介入に踏み切り、円相場は一時、1ドル=140円台前半に戻りましたが、そこから9円以上円安が進んだことになります。

市場関係者は「日米の金利差から円安が進んでいるが、投資家の間では、1ドル=150円の水準が迫る中、政府・日銀が介入を行うのではないかという警戒感が強まっている」と話しています。

鈴木財務相「過度な変動には今後も適切な対応」

鈴木財務大臣は、円相場が1ドル=149円台後半まで値下がりするなど、円安が進んでいることについて、20日の参議院の予算委員会で「最近のような急速で一方的な円安の進行は望ましくないと考えている。投機による過度な変動は絶対に容認することはできない。為替市場の動向を高い緊張感をもって注視するとともに、過度な変動に対しては、今後も適切な対応をとりたい」と述べ、市場での投機的な動きを改めてけん制しました。