ウクライナの人気バンド「KAZKA」来日 避難している人を激励

ウクライナの人気バンドのメンバーたちが18日来日し、軍事侵攻を受けて日本に避難している人たちを励まそうと、祖国で親しまれている楽曲などを演奏しました。

来日したのは、ウクライナで幅広い年代層から高い人気を集めているポップスバンドの「KAZKA」のメンバー2人です。

2人は18日夜、ウクライナから日本に避難している人たちなど、およそ200人が集まって都内で開かれた交流会に参加しました。

この中でボーカルのオレクサンドラ・ザリツカさんは「日本に避難している人たちを励ますことができればと思い、来日を決めました。日本は核兵器の被害を受け、ウクライナもいま核の脅威にさらされているという共通点があります。ウクライナ人をサポートしてくれる日本の人たちに感謝の気持ちを伝えたい」とあいさつしました。

「KAZKA」は軍事侵攻を受けるなかでもウクライナで活動を続けていて、2人は、祖国で古くから親しまれている楽曲を集まった人たちと一緒に歌ったり写真撮影に応じたりして、交流を深めていました。

ウクライナから避難している女性は「日本でKAZKAに会うことができて感動しています。心が温かくなり、とても勇気づけられました」と話していました。

「KAZKA」のメンバーは今月25日まで日本に滞在し、都内でライブを行うほか、広島市にも訪れて原爆資料館などを見学する予定だということです。