鉄道開業150年 指定席予約システムも時代とともに進化

10月14日で日本の鉄道開業から150年を迎えました。鉄道というと車両や運転士などに注目が集まりがちですが、きっぷの販売や座席の予約を担う部門も大きな役割を果たしてきました。

東京・国分寺市にJRグループのきっぷの発券や座席予約などのシステム開発を担う企業、「鉄道情報システム」、通称「JRシステム」の事業所があります。

その一角には展示室が設けられています。

通常、見学できるのは学校などの一部の団体に限られていますが、今回、取材が認められました。

ここでは、JRの列車の指定席の空席情報を管理し、発券するための「マルス」と呼ばれるオンラインのシステムを中心にきっぷ販売を支える仕組みの発展が紹介されています。

“世界初” 鉄道予約システム「マルス」

かつて、指定席の予約は、列車ごとの台帳を使って手作業で空席を探す形で行われ、時間がかかり、発券ミスも多く発生していました。

こうした課題を解決しようと1960年に誕生したのがマルスでした。

コンピューターがまだ普及していなかった当時、世界初とされる鉄道予約システムでした。

マルスの導入によって、座席の予約が早く正確にできるようなり、駅や旅行会社、インターネット上からの空席照会や座席予約が可能になりました。
駅の窓口にある発券端末も時代とともに進化し、初期の端末にははんこやノートの様な装置が搭載されていましたが、1990年代からはキーボードとタッチパネルで入力操作ができるようになりました。

現在、全国の駅でみどりの窓口の廃止が進む一方、その代わりにオペレーターと通話してきっぷを購入することもできる「アシストマルス」という指定席券売機が普及し始めています。
座席を予約し、1枚のきっぷを発券する。

鉄道をかげで支える仕組みに多くの努力が払われ、進化が続いてきたことを知ると、鉄道に対する見方もまた変わってきそうです。