スウェーデン 中道右派連立政権が発足 寛容な移民政策見直しへ

北欧のスウェーデンで中道右派の連立政権が発足し、中道左派から8年ぶりに政権が交代しました。新政権は移民排斥を訴える政党の閣外協力を得ることで合意していて、スウェーデンで長年、寛容だった移民政策の見直しが進められるものと見られます。

スウェーデンの議会は17日、9月の総選挙で第3党となった中道右派・穏健党のクリステション党首を、新たな首相に選びました。

クリステション首相は同じ中道右派の2つの党と連立政権を組むことを明らかにしていて、社会民主労働党を中心とする中道左派から8年ぶりの政権交代となりました。

新政権は、総選挙で第2党に躍進したスウェーデン民主党の閣外協力を得ることで合意しています。

スウェーデン民主党は移民の増加によって治安や福祉が脅かされているなどと主張していて、今月14日の連立協議のあと会見したオーケソン党首は「政権交代が、移民政策に関する考え方の転換につながることが極めて重要だ」と述べ、受け入れる難民の数を大幅に減らすことを求めました。

スウェーデンは、ヨーロッパ諸国の中でも中東やアフリカなどからの移民や難民を積極的に受け入れる政策を長年とってきましたが、クリステション首相もスウェーデン民主党と緊密に協力する方針を明らかにしていて、移民政策の見直しを進めるものと見られます。