国際

米 新型コロナとインフルエンザ 両方のワクチン接種を呼びかけ

新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念される中、アメリカでは来月下旬の感謝祭の時期を前に両方のワクチンを接種するよう呼びかけが行われています。
インフルエンザをめぐっては、日本とは季節が逆で、インフルエンザの流行の時期が半年ずれる南半球のオーストラリアでことし、コロナが拡大する前と同じ程度のインフルエンザの流行が起きました。

オーストラリア保健省によりますと、ことしに入ってから今月9日までに国内で確認されたインフルエンザの感染者は22万5000人余りで、308人が死亡しました。

保健省の記録では、去年、同じ時期の10月初旬までに確認された感染者は550人にとどまり、亡くなった人はいませんでした。

こうした状況を踏まえ、バイデン政権で新型コロナウイルス対策調整官をつとめるアシシュ・ジャー氏は、今月、同時流行への危機感を示したうえで「インフルエンザと新型コロナの両方のワクチンを打ちに行ってほしい。皆さんがそうすれば、この冬、一日に何百人もの命が救われることになるだろう」と述べ、両方のワクチンの接種を呼びかけました。

ニューヨーク市内では両方のワクチンを接種できるところもみられ、人々が集まる機会が増える来月下旬の感謝祭を前にワクチン接種を済ませようという人が訪れています。

取材した薬局では、ほとんどの人がインフルエンザと新型コロナのワクチンの両方を接種し、およそ4割が同時に、残りは数週間の間隔を空けて打っているということです。

インフルエンザの接種を受けに来た64歳の男性は「新型コロナのワクチンは1週間前に打ちました。ワクチンを打てて、すこし安心できるようになったと思います」と話していました。

薬局のオーナーは「今、新型コロナ流行の前よりも多くの人がワクチンの接種に訪れますが、ワクチンの効果を知ったからではないか」と話していました。

アメリカCDC=疾病対策センターは今月14日「インフルエンザの増加が多くの地域で報告されている」として、ワクチンの接種を早めに済ませるよう呼びかけています。

CDCによりますと、コロナが本格的に流行する前の2018年から2019年にかけての流行シーズンにアメリカ国内でおよそ2900万人がインフルエンザに感染し、およそ2万8000人が亡くなったと推定されています。

最新の主要ニュース7本

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

特集

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

News Up

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

スペシャルコンテンツ

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

ソーシャルランキング

一覧

この2時間のツイートが多い記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

アクセスランキング

一覧

この24時間に多く読まれている記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。