国際

【解説】ロシア国民招集 苛烈な手法で “ミュージシャン”も

プーチン大統領は14日、30万人としている予備兵の動員について「すでにおよそ22万人を招集した。今後2週間で動員は完了する」と述べました。

ロシア政府が国民を招集するその手法は、苛烈なものだったと伝えられています。
ワシントンポストは「警察や軍の招集担当者が街に突然現れ、目についた男性を手あたり次第連れて行った」と報じています。リハーサル中のミュージシャンや小包を届けに来た配達員。50代半ばの酔っ払いの男性も連れていかれたということです。

ロシア軍が支配する地域では招集された1000人の兵士が前線に送られる前の訓練を受けています。彼らは一般市民で召集令状を受け取ってここに来ました。

3週間前までロシア南部で鉄道員として働いていた21歳の男性は「戦うのは好きじゃないけど、祖国が私を必要としているのなら仕方ありません」。彼はあと数日で前線に送られます。
ウクライナ政府はロシア兵に対して投降を呼びかけるキャンペーンを実施しています。

ロシアでよく使われているSNS「テレグラム」にウクライナ政府が9月に立ち上げたチャンネルです。

チャンネルのタイトルは「私は生きたい」。

ウクライナ政府はロシア兵に対して、命の安全と公正な待遇を保証すると呼びかけ、投降を希望する人たちのためのコールセンターの番号が記されています。

実際に投降したロシア兵の証言とする動画も掲載。

投降する際に、戦車などの兵器を持ってくれば、規定の額で買い取るとしています。
戦車は5万ドル、装甲戦闘車は2万5000ドル、多連装ロケットシステムは1万5000ドルなどと提示されています。

ウクライナ側が必要とする兵器を、ロシア兵に利益を得させる形で手に入れる。ロシア軍の弱体化とウクライナ軍の戦力強化を同時に果たそうという情報戦術と言えます。

(10月17日のBSキャッチ 世界のトップニュースで放送された内容です)
(動画は6分18秒。データ放送ではご覧になれません)

#ウクライナ #ロシア #動員 #投降 #国民招集 #BSキャッチ

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