パーティーでは師匠の伊勢ヶ濱親方が「血のにじむような努力で横綱まで昇進することができた。師匠の私にとって奇跡のような喜びだった」とあいさつしました。
そして照ノ富士が「ここで終わるわけにはいかない。もっと高みを目指して、横綱としてどう生きていくか勉強して頑張っていきたい」と意気込みを述べました。
このあと照ノ富士は、伊勢ヶ濱親方や貴景勝など3人の大関とともに鏡割りをして横綱昇進を祝いました。
取材に応じた照ノ富士は「昇進パーティーをこんなに長く開けなかったのは初めてだと思うので、できたことがうれしい。横綱になったら責任もあるし、少しずつ学んでいきたい」と話しました。
一方、先場所は両ひざのけがで10日目から途中休場していて、次の九州場所に向けては「親方たちと相談して、これからどうやっていくか考えていきたい」と述べるにとどまりました。
照ノ富士「もっと高みを」1年越しの横綱昇進パーティー
大相撲の横綱 照ノ富士の横綱昇進を祝うパーティーが東京都内で開かれ、照ノ富士が「もっと高みを目指したい」と意気込みを述べました。
照ノ富士はモンゴル出身の30歳。
平成27年夏場所で初優勝して大関に昇進したあと、ひざのけがや糖尿病などで一時、序二段まで番付を下げましたが、その後再び番付を上げて、去年の名古屋場所後に第73代横綱に昇進しました。
横綱昇進を祝うパーティーは新型コロナウイルスの影響でこれまで開催することができませんでしたが、昇進から1年余りたった16日、東京都内のホテルで開かれ、およそ1100人が出席しました。