近江鉄道 “全線1日無料”でにぎわう 利用促進策の一環

滋賀県内を走る近江鉄道は利用促進につなげようと16日、全線を1日無料で乗車できる試みを行っています。

厳しい経営状況が続く近江鉄道は、再来年4月から滋賀県や沿線自治体が線路などを保有し、鉄道会社が運行を担う「上下分離方式」に移行することが決まっています。

移行を前にした16日、利用のきっかけをつくろうと始発から終電まで全線を無料で乗車できる試みを行っていて、利用者は切符を買わずに改札を通っていました。

また、沿線各地でもさまざまなイベントが開かれ、このうち、彦根駅には乗車しながら洗車を体験できるコーナーなどが設けられ、子どもたちがもの珍しそうにしていました。

野洲市から友人と訪れた40代の女性は「ふだんは車が便利なので鉄道は利用していませんが、知ってもらうにはいい機会だなと思います」と話していました。

子ども2人と利用した30代の母親は「子どもたちと初めて鉄道を利用しました。子どもたちが電車からの風景をおもしろがっていたのでいいなと思いました」と話していました。
近江鉄道によりますと、関西の鉄道で無料乗車が行われるのは初めてだということです。

近江鉄道の広報担当の石原一磨さんは「滋賀県は車社会だが、この機会に鉄道に乗ってもらうことでよさを感じてもらい、今後、生活の一部にしてもらいたい」と話していました。