ヤングケアラーの悩み相談 埼玉県がLINEに窓口 相談員は経験者

埼玉県は、家族の介護などをしている子どもたち「ヤングケアラー」の悩みや相談に乗るため、かつてヤングケアラーだった相談員が対応に当たる「LINE」の相談窓口を開設しました。

埼玉県が「LINE」に開設した相談窓口は「埼玉県ヤングケアラーチャンネル」と名付けられ、「友だち」として登録すると、いつでもメッセージを送ることができます。

かつてヤングケアラーだった相談員が対応するのが特徴で、家族に関する悩みや、進学や就職の相談などを幅広く受け付けるほか、ヤングケアラーの体験談を読むこともできます。

匿名でも利用できるということです。

県の調査で、ヤングケアラーの5人に1人は「孤独を感じる」と回答していて、県は、同じ経験をした人が共感しながらアドバイスをすることで、孤立感を和らげることにもつながると期待しています。

埼玉県地域包括ケア課は、「相談だけでなくただ話を聞いてほしいという人も、まずは気軽にメッセージを送ってほしい」と呼びかけています。