野球ウクライナ代表がNYで慈善試合 寄付をスポーツ施設修繕に

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、野球のウクライナ代表がアメリカ・ニューヨークで地元の警察のチームとチャリティーマッチを行い、集まった寄付金は軍事侵攻で破壊されたスポーツ施設の修繕費用などにあてられるということです。

チャリティーマッチはロシアによる軍事侵攻が続くウクライナを支援しようとニューヨークの球場で2日間にわたって開催され、初日の14日は野球のウクライナ代表と地元の警察チームの試合が行われました。

両チームが並んで記念撮影を行ったりユニフォームを手渡したりしたあと試合が始まり、ウクライナの選手が打席に立つと歓声があがり出塁すると大きな拍手が沸き起こっていました。

このチャリティーマッチはニューヨークに本拠地を置くメッツ傘下のマイナーチームなどが主催し観戦は無料ですが、球場内ではウクライナを支援するための寄付を募っていて、集まった寄付金は軍事侵攻で破壊された子どものためのスポーツ施設の修繕費用などにあてられるということです。

ウクライナ代表の選手は「試合ができてうれしいです。少しでも寄付が集まり祖国の力になれたらと思います」と話していました。

家族で試合を見に来たウクライナ出身の女性は「夫の父親は戦場で戦っていて、連帯の気持ちを示すために来ました。代表選手の活躍を見られてうれしいし誇りです」と話していました。