ビール系飲料 大手4社の9月販売大幅増 値上げ前駆け込み需要で

大手ビールメーカー4社の9月のビール系飲料の販売数量や売り上げは、10
月に行った値上げ前の駆け込み需要を受けて、いずれも去年より大幅に増加しました。

▽サッポロビールが去年の同じ月と比べて64%上回ったほか、
▽アサヒビールが56%、
▽サントリーが49%、
▽キリンビールが44%増加しました。

新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年の同じ月と比べても、9%から18%上回りました。

各社は今月からビール系飲料の値上げを行いましたが、その駆け込み需要で、家庭用の売れ行きが好調でした。

また、業務用も、行動制限がなく通常どおり営業ができた飲食店で回復傾向がみられたことが要因となっています。

一方、10月については、上旬の実績を公表した3社で、いずれも去年の同じ時期より40%ほど落ち込んでいて、駆け込み需要の反動がみられるとしています。