アメリカ コロナ「BA.5」対応ワクチン 追加接種対象 5歳以上に

アメリカのCDC=疾病対策センターは12日、新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、現在、感染の主流になっている「BA.5」に対応するワクチンについて、追加接種の対象年齢を5歳以上に引き下げると発表しました。

新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、アメリカではオミクロン株の「BA.4」と「BA.5」に対応する成分と、従来のウイルスに対応する成分を含んだ「2価ワクチン」と呼ばれるワクチンについて、先月から、12歳以上を対象にした追加接種が始まっています。

こうしたなかCDCは12日、ワクチンの対象年齢を引き下げると発表しました。

ファイザーなどが開発したワクチンは5歳以上、モデルナが開発したワクチンは6歳以上が対象になります。

アメリカでは現在、オミクロン株の「BA.5」が感染の主流になっていて、今月8日までの1週間に報告された感染者のうちおよそ8割が「BA.5」に感染したと推定されています。

CDCとしてはより幅広い年齢層で追加接種を進めることで、この冬の感染拡大を防ぎたい考えです。