ミャンマーで拘束 久保田さん 新たに禁錮3年の判決 刑期10年に

ミャンマーで拘束されているジャーナリストの久保田徹さんに対し、現地の裁判所は12日、新たに禁錮3年の有罪判決を言い渡しました。

久保田さんは、すでに扇動などの罪で有罪判決が言い渡されていて、刑期はあわせて10年になるということです。

ジャーナリストの久保田徹さんはことし7月、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで治安当局に拘束され、その後、観光ビザで入国して抗議デモを撮影したとして入国管理法違反などの疑いで訴追されました。

関係者によりますと、12日、ヤンゴン市内で久保田さんの裁判が行われ、入国管理法違反の罪で、新たに禁錮3年の有罪判決が言い渡されたということです。

久保田さんをめぐっては今月5日に、通信に関する法律に違反した罪と扇動の罪でそれぞれ有罪判決が言い渡されていて、今回の裁判と合わせて刑期は10年になるということです。

現地の日本大使館は今後ミャンマー当局に対し、さまざまなルートを通じて、引き続き早期の解放を求めていくとしていますが、拘束の長期化が懸念されています。