アフガニスタン 中村医師の功績たたえる広場が完成 記念式典

アフガニスタンで、長年、人道支援に携わってきた医師の中村哲さんが亡くなってから3年となるのを前に、現地で中村さんの功績をたたえる広場が完成し、記念の式典が行われました。

福岡市のNGO、ペシャワール会の現地代表としてアフガニスタンで長年、人道支援に携わってきた医師の中村哲さん(当時73)は、3年前の12月、現地で何者かに銃撃され死亡しました。

事件現場となった東部のナンガルハル州では、今も中村さんをしのぶ声が相次いでいて、州都ジャララバードに、中村さんの功績をたたえる広場がこのほど完成しました。

広場の中心に設置されたモニュメントには、中村さんがほほえむ写真が飾られているほか、医療支援や農業用水路の整備といった、支援活動などが記されています。

現地では11日、市民らが参加して完成を祝う式典が行われ、広場を建設したイスラム主義勢力タリバンのメンバーが「この地域に尽くしてくれた中村さんに、住民はとても感謝しています」などとあいさつしました。

式典に参加した市民の1人は「中村さんが成し遂げてくれたことは、とてもすばらしく、忘れることはできません。日本の人たちには私たちを引き続き支援してもらいたいです」と話していました。

アフガニスタンでは、ペシャワール会が支援するNGOが、農業用水路をつくる事業などを進めていて、中村さんの遺志が受け継がれています。